比良に住む古老の方たちと縁あって何度かお話を伺うと、話の内容は誰か記録されているのだろうかと思うほどに面白い。
比良八荒ってそんなおまけの話があった?
作り話でしょう。
等と、たわいも無く話すうちに比良の土地は山岳仏教の発祥の地だとか、近くにある神社がなぜ双子神社のように見えるのとか次々に昔話が弾んでいきます。
歴史家が検証した話よりも、比良で生まれ育った古老の話は土地の言葉とイントネーションにそこそこの創作が加えられて味をましている。
3回目になる今回は比良でも、とっておきの史跡「ダンダ坊」にご案内します。
比良の山の中には信長の比叡山焼き討ちの時に多くの天台僧が逃げ込んだカマ風呂が点在し平安の頃から続いた寺院後、広大な庭園跡が残されている。
元亀年間に信長の戦場となり焼失されたといわれるダンダ坊は未だに詳しい発掘、検証はされていないようで多くのなぞを残している。
古老の話に耳を傾けて440年前に思いを馳せ、比良の美味に舌鼓を打ち、山の秋も「かんじる比良」欲張りな企画です。(谷口)
PR